yusuke

Degooglingについて

June 5, 2025

“Degoogling”という言葉がある。僕たちが普段使っている“Google”に、否定を意味する接頭語の“de-”がついて、Googleのサービスを意図的に放棄することを表す。

Degooglingにもいろいろあるけど、たとえばブラウザをChromeからFirefoxに変えたり、メールアドレスをGmailからProton Mailに変えたり。Dumb Phoneのコンセプトにも通ずる流れな感じがする。

Degoogleをする人のモチベーションで代表的なのは、プライバシーの懸念だ。曰く、Googleのサービスを使っていると、自分の情報を開け渡している感覚がするらしい。


しかし、僕はあまりそうは感じない。そもそも、世界中に何十億人と人間がいるわけなのに、一人の個人的な情報まで構ってられるか?って思う。実際、何か情報を集められるとしても、匿名化はされているわけだし。だから、僕はどちらかというとGoogleを使うことによるメリットを選んでいる。

でも、この前別の視点を見つけた。プライバシーを軽視しているBig Techに対する、不買運動としてのDegooglingだ。

最近は、AIが自分の情報を記憶して会話できるようになったりして、プライバシーとテクノロジーの便利さが天秤にかけられているような気がする(僕はそれで利便の方を取っているのだけれども)。Degooglingは、プライバシーを重要視する人にとっての民主主義的な活動なのかもしれないね。